ほぼ足りてまだ欲 その先

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道路公団家宅捜査

 どうやらここまで来ると東京高検はどんどん行くつもりのようである。天下りで役割をしっかりと果たしてきた人たちの自宅も捜査されているようである。あらかたの方達は70代となり、これまでわが世を謳歌して飛ぶ鳥を落としてきたわけだろう。今度は自分が撃ち落とされる番が来た。
 問題は今回で本当に価値観がひっくり返るだけの構造的変革を起こすことになるのかどうかという点である。そのためには徹底的に洗う必要があり、幹部の自宅と執務室だけではそれは貫徹できない。談合をターゲットにこれまでいくつもの業界を舞台に捜査の手が入ったことがある。しかし、今回もそうだけれども、こうして時間をかけている間に、証拠資料はシュレッダーにかけられたり、職員の自宅に持ち帰られていたり、あるいは誰かがどこかに持っているトランクルームや、ゴルフ場のロッカーというようなつながりを追うことすらできなさそうな所に持って行かれてしまう。だから根こそぎ、なんて云うことにはならない。
 ましてやフェアネスを「水心あれば魚心」という言葉のもとに鼻先で笑い飛ばす風土にあっては無理。「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」なんて云うことで自分の間違いをごまかしていく人間が公僕の長なんだから。本来的には各社の代表取締役経験者全員にその責を取ってもらいたいくらいのものである。時あたかも株主総会。それでも半日もかからずにみんな終わってしまうんだから「株主なんておそるに足らず」である。なにしろ持ち合っているんだから。
 ところで、私の所にはお隣日記が残ることがほとんどないんだけれど、何でなんだろう。