ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

メアリー・コンウォール・リー

朝目覚めるともうほとんどやばい時間。いろいろかたずけて出かける。たどり着いたら予定時間の一時間遅れ。
 受け取った資料をデーターベースにインプットし、論文集の著者の皆さんの連絡先を印刷所に連絡。この辺で昼食になる。ある先生のゼミの卒業論文を書いた人たちのゼミ討論があったとかで後期課程の友人が現れ、先生と三人で昼食。ご飯を食べるだけなのに、いろいろな話が出てくる。
 今日は草津ハンセン氏病の人たちを支援してきたメアリー・コンウォール・リーさんの話をお伺いする。英国貴族の娘でありながら、母親と訪ねた日本に1907年に自給宣教師として来日。この時既に50歳。1915年草津を訪れる。草津湯之澤は当時日本で唯一のハンセン病者の自由療養地。1916年、59歳の彼女は残る生涯をハンセン氏病者に献身するために草津に移住。1941年死去。詳細:こちら
 こうした献身的支援の動機は一体どこから出てくるのだろうかと考えあぐねる。なぜ、彼女にしてもポール・ラッシュのような人にしてもなんの縁もゆかりもない、この国の人ですら立ち入らない分野にこうして自らの生涯を捧げる事ができるのか。それに対して私は何を答えとして提示できるのだろうか。とんでもない人生を聴いてしまった事に目の前が真っ暗。