NHK-FMで「Session 505」というスタジオ録音のジャズ番組がある。こんな番組はもう多分これくらいしかないだろう。先日なんの気なしにラジオをつけたら懐かしい音色のギターだった。私は生まれて初めてしっかり聴いたジャズがケニー・バレルというギターリストだったので、この手のジャズ・ギターは大好きである。非常にオーソドックスなギターの音色であった。ひょっとして、と思ったら案の定、菅野義孝だった。もう一年以上経つだろうけれど、偶然彼のギターをうら寂しいライブハウスで聴いた。聴衆はわずかに10名に届くか届かないかであった。彼の真面目さがしっかりと現れる演奏で、いつかまたどこかで聴きたいと思っていた。その時一枚目のアルバムを買って、気に入っていた。二枚目は昨年4月にリリースされていて、Melvin Rhyne - B-3 organ、Grady Tate - drums との競演であるとご自身のサイトに案内が出ている。
