ほぼ足りてまだ欲 その先

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早稲田オープンカレッヂ

 今年の初めだったかに、資料を送ってもらったことがあった。夏・秋コースの新しい資料が送られてきた。要するにカルチャーセンターなんだけれど、早稲田の方も八丁堀の方も最初の部分は何件も落語や歌舞伎絡みである。そうか、そんなに皆さん初老となると(これに参加する人は初老の人とは限らないわけだけれど)この分野に興味をお持ちなんだなぁ、と感心したが、この哀れな自分を振り返ってみると、まさにそのままではないのか。
 ま、落語は追いかけ始めて(まぁだらだらと、無精なものだからなかなか自分から重い腰を上げずにだけれども)そろそろ40年を超えてしまった。歌舞伎の方は生で見たのがこれまでに3-4回しかないという新参者。だいたい、義太夫にしたって長唄にしたって、何を唄っているのやらわかりゃぁしないという始末。ようやく最近になって、近所の図書館から芳村伊十郎長唄全集30巻を少しずつ借り出してきている。いやぁ、それにしても長唄は音が高くてついて行けそうもないし、色っぽさがいる様ではないか。昭和48年に72歳でなくなった人だというのだけれども、一体この録音はいつのものなのだろう。とても男の声とは思えない艶っぽさである。
 これからちょっと歌舞伎も真剣に知りたいものだとは思うのだけれども、落語の方と違ってそうやすやすと入れる値段じゃない様だ。