ほぼ足りてまだ欲 その先

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借りてきた

PERSONA最終章 (単行本)

PERSONA最終章 (単行本)

  • 作者:鬼海 弘雄
  • 発売日: 2019/03/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 写真集なんてものは自分で買うなんてことは全くない。なんでかといったら、高い!だけれども、この写真集はこの写真家が浅草寺に通ってきて、話のあった人を宝蔵門の壁に立ってもらって撮った写真を並べている写真集だったから、図書館から借りだしてきた。とにかく面白い感じを漂わせる人たちばかりで、この写真に向かって、その先を聞いてみたい気持ちに駆られる。中におひとり、見慣れた顔がいた。ロックの通りにいつもいた小さなお婆さんで、いつも派手な格好をしていた人だ。なくなる一ヶ月前の最後の写真だというのが載っている。

突然話は変わりますが、
 勧進帳長唄の始まりは謡曲なんだか、義太夫なのか、「旅の衣は鈴懸のぉ〜」と始まりますよね?で、その鈴懸なんだけれどさ、篠懸って書くらしいんだよね。だけどさ、なんで旅の衣が鈴懸なんだよ。鈴懸っちゃ、プラタナスだよね。山伏が着る法衣の前に、鈴懸の実みたいな茶色い玉がぶら下がっているでしょ?
「♫ 旅の衣は篠懸の 旅の衣は篠懸の 露けき袖やしをるらん」

 YouTubeをウロウロしていたら古今亭志ん輔の「気軽にトーク」というものに遭遇。彼が二つ目で朝太といっていた頃、私は友達に誘われて、数回、彼のひとり会に行ったことがある。もちろん志ん朝の弟子だ。真打ちになる時、師匠に名前をどうする?と聞かれて「師匠が志ん生を襲名して、私が志ん朝になるってのはどうです?」といったことがあったそうだ。アハハ!やっちゃったね!