ほぼ足りてまだ欲 その先

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三木のり平といえば

 もう三木のり平といったら、映画は当然東宝の「社長漫遊記」シリーズでございます。私なんぞは森繁久弥のなんとなく、下世話な、加齢臭がしそうな、いやらしいオヤジよりも、ペーソス溢れる、どっちつかずで、いつも加藤大介、森繁なんかに軽んじられながらも頑張る三木のり平の方が好きでございましたね。
 なにかってぇと森繁がすぐに手を握っちゃう女性陣には草笛光子とか、淡路恵子がどこかのクラブのママみたいな役で出てくるんだけれど、どっちかといえば、淡路恵子でした。草笛光子はどことなく野暮ったい。淡路恵子はなんたって、府立第八高女のの卒業生で、敢えていえば私の高校の先輩っつうことになるんですな、これが。
 草笛光子淡路恵子は両方ともSKDでございます。SKDは宝塚に比べるとよっぽど大人っぽい歌劇団でございますよね。一連のシリーズもので、社長の森繁の奥さん役は久慈あさみと決まったものだった。こちらは宝塚出身で、ほぼ淡島千景と同時期でございますなぁ。なんと28本で森繁久弥の奥さん役だったっていいます。もう条件反射的に、観客は納得でございます。
 あぁ、勢いが止まらない。