どんどん雪崩が周囲の雪を引きずり込んでいくように、自民党の損・得だけで動くいわゆる「政治屋」集団は総裁選挙に立候補すら表明していないとしている（茶番も良いところ）安倍にどんどん滑り流れていっている。関係する誰も彼もがあたかも次の自分の利権をどこで作り出せるかばかり匂いを嗅ぎまくっているように見えて浅ましい。偉そうな態度でもって自信満々に平気で言い放ってしまえばどんなことでも力強い政治家に見えるのかも知れないと、小泉を見てそう思っている自民党に属している政治屋があきらかに増えてきている。軍を持つ、憲法を変える、と安倍の調子に合わせて言い出す蝙蝠政治屋といっても良いような輩が鼻につく。鳩山邦夫なんて三世議員は今始まったばかりではないが、あっちにフラフラこっちにフラフラしながら自分を忘れないで頂戴ね、としている。奴らにとっては何時来るかわらかないけれど自分の選挙のためのひとつの運動にしか過ぎないとでも思っていそう。そんなのいわれるまでもないんだけれども、本質的な論議をすることは決してないままに彼らは一生を終えるのか。
国の公僕リーダーを選ぶためには集団の理論に簡単に左右されてしまう姿ではなくて、直接的な国民選挙で選ばれるべきだとやはり思う。どうせ投票する人間が少ないんだからというのであれば、それはそれであきらめもつく。それはその国民が民主政治という根本的なあるべき姿を理解し得ていないという無責任な国民性だということだからである。無責任な国民には夜警国家で充分だ。それは国のビジョンというものを造り出しえないということだからである。
