ほぼ足りてまだ欲 その先

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ホバートの火事

 ようやく知ったのだが、豪州ホバートの中心街にあるデパート、Myerの建物(1836年竣工)が先週土曜日に火事となり、焼け落ちたという話である。The Mercuryに写真が掲載されている。復活のために州政府が援助をするという話になっているようだ。あそこはそれでなくても入り組んでいて、はじめていった人はどこからどこに出られるのかよく分からない。考えてみるとこんな惨事が起きた時にどうするのかなんてことを考えていなかったなぁ。あそこがなくなってしまったらホバートは中心となる場所がなくなっちゃうだろう。辺り一帯に漂う焦げ臭い匂いはきっとなかなかなくならない。それでなくても薄ら寒いホバートの雰囲気がより暗くなるかも知れない。これからようやく春になってそこら中に花が咲き乱れる時期だというのに、なんだかみんながっくり来ちゃうような出来事だなぁ。
 それにしても新聞を見ていると、焼け落ちて柱だけのようになっちゃった状態を「gutted」と表す。全焼、焼け落ちたという意味なんだけれど、元々の意味は内蔵を意味するが動詞となって内蔵を取り除くという意味だ。つまり建物の中身が取り出されてしまってあばらだけが残った状態に似ているところからこう表現するようになったのだろう。例えば魚では、頭を取り除き、はらわたを取り除いた状態のことを「headed & gutted」と表現するのだけれど、初めて見た時は頭とはらわたをまた別にくっつけるのかと思った・・・ってそんなわきゃないな。