ほぼ足りてまだ欲 その先

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給食

 給食といえば脱脂粉乳と私の世代では話題は決まっている。その次は必ずクジラの竜田揚げである。そんなにしょっちゅうクジラの竜田揚げが給食に出たわけでもないのになんでみんなそんなに話すのかと云ったら、そりゃあんた、あれが美味しかったからに決まっている。戦後脱脂粉乳ユネスコのチャンネルでも送られてきたのだろうか。
 今日何気なしに見ていた(しょっちゅう何気なしテレビなんだけれど、一休みしてお茶を入れると自動的にテレビのスイッチを入れるという条件反射になっているわけだな、これは)Historyチャンネルかなんかで云っていたのは学校給食法が成立したのは1954年の6月だというのだ。それは私が小学校に入学してすぐの話だけれども、それまでは何に基づいて給食が実施されていたのだろうか。そして私が中学生の頃に脱脂粉乳から牛乳になったという話だった。私は未だに牛乳だけではあの匂いが鼻について呑めない。コーヒーや紅茶に入れるのであれば大丈夫。だから私にとっては牛乳だろうと脱脂粉乳であろうと鼻をつまんで呑むということでは同じだったということか。中学、高校は弁当持参であった。おふくろは面倒だったんだろう。良く竹輪の煮付けが入っていた。醤油と味醂でちょちょいと煮ちゃえばよいわけで、便利だったのかもしれない。おかげで良く煮汁が鞄に浸みだした。
 結婚してからしばらくの間は弁当を持たせて貰った。なんだか職場の先輩たちが結婚すると弁当を持ってくるのを見ていると、そうしなきゃならないような気になったのだ。連れあいに無理をさせたんだろうなぁきっと。全然そんなこと思わなかった。傲慢が男の強さだと勘違いする、そんな世代だった。