ほぼ足りてまだ欲 その先

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忘れない日

 忘れない日としてジョン・レノンが撃たれてしまったこの日のことを語られる方は枚挙に暇がないことだろう。私もあの事件はとてもショックを持ってテレビを凝視していたことを思い出す。高校生の時に生まれて初めてビートルズが動くのを見たあの映画「A Hard Day's Night」で4人のビートルズが動くのを堪能した時に、やっぱりリードしているのはこの男なんだなぁと納得してしまった。そこへいくと、リンゴ・スターはやっぱり思っていたようなキャラクターなんだなぁとあの映画のキャラクターがそのまま彼らのキャラクターなんだと思いこんでいた。
 あの年、私は米国経由でアフリカに行って半年ほど日本から離れていた。しかし、肝心のその出かけた日がいつだったのか思い出せず、だからこのジョン・レノンが撃たれたのを一体どこでテレビを見たのかが分からない。思い出せない。いや、ひょっとしたらテレビのニュースも見ていなかったのかもしれない。後からそのビデオを見たことをテレビで見たと思いこんでいるのかもしれない。27年も前のことだから覚えていないといったらやっぱり国会では偽証罪を疑われるだろうか。まぁ、私は守屋某ではないから良いか。
 ところで、ジョン・レノンファンの皆様には大変に申し訳ないことながら、私はオノ・ヨーコにどうしても親しみを感じることができない。なんだか分からないのだけれど、彼女が主張しているという彼女の「平和」に対するスタンスにどうしても売名行為を感じてしまうという傾向が払拭できずにいるのだ。零落させてしまった彼女の力がどこかにありそうな、そんなただ単なる「感じ」に過ぎないのだろうけれど、すんまへん、こんなことである。
 ジョンの前妻が家に帰ってきたら小野がガウンを着て朝飯を食っていたという、作り話かもしれないこの逸話が頭から離れないのであった。