ほぼ足りてまだ欲 その先

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ひいき

 ひいきの引き倒しって本当に恐ろしうございますなぁ。アイドルにプレゼントしたらそれが送り返されてきたからといって滅多刺しにしてしまったんだそうです。
 そういえば美空ひばりの事件だって、ジョン・レノンの事件だって似たような側面があったんじゃないですかねぇ。
 人気商売はいい寄ってこられてなんぼの商売ですから、ファンになってくれる人をどうやって増やすか、その人たちの財布の口をどうやって開かせるか、口コミでその周辺を如何に増やすか、如何に君たちは選ばれた存在になっているのかということを感じさせるか、ということになりますよね。
 そうすると当然、中にはその気になって私はあの人に認知されている!という気持ちになるのがいますよ。認知されているか、されていないかという意識の違いは時として人に選民思想というか、ある種のエリート思想を植え付けます。
 それが突然、そうじゃないんだという現実に直面したときに大混乱を引き起こすわけでしょうか。
 著名な人に繋がるというのは時として人を嬉しくさせる効果があるようで、Facebookなんかを見ていると、そういう著名人と口をきいたことがあるのかないのかわからないけれど、明らかにむこうは君を認知してはいないだろうと思えるような関係なのに繋がっている人というのがかなりいますよ。
 なにが嬉しいのか、よくわかりませんけれど、例えば、銀座の街角で小泉純一郎と出会った人たちがいたらどうしますかね?うわっ!っていって握手しに行く人がいるでしょ?ツーショットの写真を撮る人だっているかも知れません。支持者じゃなくても。
 この辺の行動に何か分析している人がいても良いですよね。アイドル系についてはどうかわかりませんけれど、著名な人、自分に近いと感じる可愛い子がお誘い目線で「お願い!」とかいっちゃったら「あぁ、俺にいってんだっ!」って思うんですかねぇ。大体、ライトを浴びているステージから客席はほとんど見えねぇんだっての。
 某元サッカー選手と某呑み屋で何度も同席して、向こうも私の名前を覚えていてくれていた人がいましたが、多分もう出逢わなくなってから数年経つので、彼はもう忘れているでしょう。某元有名歌手の方とも縁あって知り合いになりましたけれど、ある時点で向こうの考え方がわかってきて疎遠になりましたが、向こうももう諦めていることでしょう。
 私のような臍が曲がっていて、有名人を見ると直ぐさまくさしたくなる人間から見ているとちょっと信じがたいものがあります。