ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

 「じゃ、上野に行こう」ということになり、それじゃ昼は上野で食べよう、ということになった。で、上野に向かっている途中で、「あれ?何で上野に行くんだっけ?」という疑問が湧き、こりゃひょっとして認知症状況に拍車がかかりつつあるのかなと思ったけれど、しょうがないから連れ合いに云ったら、そうそう、眼鏡屋に行くんだった。眼鏡屋なんていくらもあるんだからどこでも良いんだけれど、あそこまで行けば日頃食べたことのない食べ物屋がたくさんあるからということだった。
 つれあいがここのところ、目の具合がどうも良くない、根を詰めてキルトに針を刺していると特に良くないというので、一度目医者にいってこいと言い続けた。それが一昨日に意を決していってみると、老眼が進行して遠視状態だということだった。彼女は元々視力が大変に良くて、両目とも裸眼で2.0くらいあった。だから、老眼が進むと酷い状況になってしまい、老眼鏡でいったら4.0位の強いものをかけないといけないのだそうだ。それを普通の人のように2.0位の老眼鏡をかけていたのだからよく見えないわけだ。
 ところがそれくらい強い老眼鏡だと普通に出来合いの物を売っていない。それで注文で作らなくてはならないのだそうだ。幸いそれ以外の要素がないのでただそれだけのことだ。
 私は無印良品で買ったチタンフレームのネジが時としてゆるんでレンズを落っことすので、できれば新しいものを造りたいと思っているのだけれど、なかなか気に入ったものが見あたらない。
 いつもの150円均一回転寿司でも入ろうかという気持ちで上野に来たのだけれど、これだけ寒いとさすがに寿司でもないかなぁという気がしないでもない。じゃ、なんだろうか。和定食やさんという選択肢もあったのだけれど、日曜日の盛り場は結構な人出だから、待つのはイヤだなぁと思っているうちに、ガード下の「かつ仙」の前に出た。ここは確か前にわざわざ食べに来たことがある。あの時は暑さがまだ残る時期だったから夏だったのかも知れない。どうしようかと前に立ったら看板に「ひれカツ丼」と書いてあったので、暖簾をくぐった。珍しくつれあいも付き合うというからだ。向こうはロースカツの梅おろし。
 ここはなにもわざわざヒレカツにするに及ばない。ロースカツで充分分厚くて脂を最低限にカットしてある。味噌汁が充分熱くて、肉柔らかく、全く満足だった。そうだ、ここがあったんだった。