精神鑑定

　夫を殺して捨てた三橋被告の高裁判決が出て懲役15年。双方の鑑定医が心神喪失状態であったと鑑定報告をしていたにもかかわらず、裁判官は「鑑定結果は参考意見にすぎず、責任能力の判断は裁判所が行う」として「精神障害は犯行に影響を与えたが、責任能力に問題はなかった」という結論だったんだそうだ。ということは精神鑑定医よりも裁判官の方が精神鑑定能力があるとでもいうのだろうか。こうなると「責任能力」ってのは一体なんなんだろうかということになってしまうのではないだろうか。