ほぼ足りてまだ欲 その先

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逆転無罪判決

 高裁宮崎支部強姦罪に問われた鹿児島市の男性被告(23)の控訴審判決で一審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した件。
 高裁でDNA鑑定を実施した結果、被害を訴えた女性の体内から被告とは別人のDNA型が検出されただけではなくて、鹿児島県警科捜研は「微量のため鑑定不能」とし、検証資料となる鑑定経過を記録したメモを廃棄したと伝えられていた。
 しかも、検察は高裁が鑑定した後、裁判所や弁護側に知らせず、再鑑定を実施していたといわれる。検察側に有利な結果がもう一度出たら、それを明らかにするつもりだったのではないかと高裁判決は指摘していた。
 この件に限らないが、日本の警察の捜査では、証拠物件が失われるケースを良く聞く。警察周りの記者でもない私が「良く聞く」んだから、相当数のそんなケースがあるということだろう。しかも、検察側に不利な証拠が出てしまったら、それを隠してしまうという。再審の可能性も摘み取られてしまうということが伝えられる。
 警察がまさに官僚社会でしかないことの証明だ。
 本件に関して江川紹子がこう書いている。こちら