ほぼ足りてまだ欲 その先

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スター・バックス後退

 なんだか昨日あたりからスター・バックスが米国で600店舗を撤退するという報道が流れている。確かにあちこちにありすぎる。角を曲がったらまたあるという案配だ。しかし、スター・バックスの米国のストリート・文化(なんてものがあるとしたら)に大変に大きな貢献をしたことは否めない。なにしろ、あのコーヒーは米国のコーヒーという飲み物文化を大きく変えた。あれで米国人はコーヒーというものがどんなものかわかったのではないか。全世界にカップチーノ系コーヒーを知らしめた。日本でも銀座三越の裏にスター・バックスができたおかげで(まだ不十分だったけれど)、あの手のコーヒーを供することができるようになった。多分米国ではそれまでのコーヒーとは別物の飲み物として受け入れられたのではないか。その証拠に今でも昔ながらの米国のコーヒーを出す店はいくらもある。あのコーヒーに砂糖やクリームを入れないものをブラックと呼ぶのは卑怯だ。あれはブラウンと呼ぶべきだろう。
 スター・バックスは無料の無線LANを提供した功績は大きい。その証拠にあの類の他の店もどんどん無料無線LANを導入することになってお客は万々歳だからだ。
 スター・バックスは一時代を画し、時代の社会に大きな影響を及ぼした。その点ではいくつも存在するチェーン店に比較してその存在感は大きい。しかし、はっきり云って豪州のCBDなんかではあれより安くてあれよりうまい珈琲屋はいくらでも存在する。