ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

炎天下

 銀座地域でお仕事をしておられる方にお渡しするものがあったので、炎天下でかける。結果的にはその方は仕事拠点を移しておられてお会いできなかった。少しずつ水筒の中のハーブティーを飲みながら歩く。道路の輻射熱が照りつける。地下鉄に乗るとオー、確かに涼しいけれど、しばらく立つと腕が冷えてくるのがよくわかる。昔はこんなことを感じることは全くなかったのだけれど、人間の身体は正直で直ちに影響が出る。
 銀座で外に出ると、なんということか背広を着て歩いているわけものがいる。今宣伝している涼しいスーツなんだろうか。なんだか上着から塩が吹いちゃうんじゃないかと思うのだけれど、彼は極く平然と歩いている。教文館に入って二冊入手。

東京裁判の教訓 (朝日新書)

東京裁判の教訓 (朝日新書)

 伊東屋に寄るとやたらと「この夏伊東屋変わる」という文字が店内のあちこちにちりばめてある。エレベーターでいつものように7Fに降りる。あまりにも変わってしまったことに言葉が出ない。そうか、そういうことで6月の頭に行ったときにいくつもの商品に「この製品は販売を終了します」と書いてあったことの理由がわかった。つまり、伊東屋はこの製品はもう扱いませんよ、という一方的な通告だったのだ。スケッチブックも5月の終わりにmarumanの50周年のセールを一階でやったにもかかわらず、もう扱わないようだ。実はいくつかのスケッチブックをとても乱雑に積み上げられた棚があって、一体全体どうしたのかと非常に不可思議だった。そこにいた店員のおじさんに、スケッチブックはここにあるだけなのかと聞くと、そのおじさんはヘラヘラッとした雰囲気で、なんと「これよりももっと狭くなるんですよね・・」といった。つまり、伊東屋銀座本店はオサレな銀座のブランド・ショップになりたいらしくて、その辺の普通の文具屋で扱っているものなんて扱えるか、という雰囲気に充ち満ちてきたわけだ。6階に降りるとこれまでになかった「和紙・和小物」ということになって全く変わった。5階も含めてほとんどのフロアーが4階の雰囲気にそろえる結果となっている。つまりあの4階の改装が将来的コンセプトの実験だったという訳か。辛うじて3階がこれまでの伊東屋を保っているというところか。どうやら段々私のコンセプト(先週金曜日のタモリ倶楽部のような「超文具」はどうかと思うけれど「こういうのってあったよねぇ」文具は余すことなくご提供できる伊東屋)ではなくなったということだ。
 オフィス・デポによってデーター用DVDを買って帰る。これから日常的な文房具はここだな。