かねての話のようにバスケットボールの田臥勇太がこのシーズンから日本リーグに参入するリンク栃木ブレックスと2年契約したことが昨日のニュースとして流れているんだそうだ。能代工高時代の監督であった加藤三彦が今季リンク栃木のヘッドコーチに就任したことから彼の日本でのプレイが期待されていた。
バスケットボール協会のどうしようもないごたごたの中にあって、彼のカムバックは救世主になり得るのだろうか。
先月上旬に麻生太郎が理事長に就任し、下旬に佐室有志（日立製作所名誉顧問）、民秋史也（JBL理事長）、愛知和男（衆院議員）、深津泰彦（東京トヨタ自動車会長）の４人の副会長が就任し、専務理事が静岡県協会副会長の木内貴史に収まったことによってJOCによる無期限・資格停止処分が解除になったまさに直後の福田政権の辞任はこの協会にも大きな影響を残さないだろうか。麻生太郎理事長が自民党総裁に出馬するのは目に見えている。
副会長のひとりが理事長に繰り上がるということによって解決しようとするのかも知れないが、この団体の長引いたごたごたの根本的解決には、あの世界選手権で残したしこりの実態をはっきり解決できたことを外にも示すことが必要だが、本当にそれができるのかどうかは甚だ疑問だ。一旦失ってしまった信頼感を取り戻すのはそんなに簡単ではない。
