ほぼ足りてまだ欲 その先

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米国でまた銃乱射

 今朝のテレビで知ったニュースはニュー・ヨーク州のペンシルヴァニア州境に近いBinghamtonという人口4.7万人の街で犯人を含めて14人が犠牲となる銃乱射事件が起きたという事件だった。この他にまだ4人が重体のようだ。この街はかつてEndicott-Johnson製靴会社、あるいはIBMの創業地として知られていた街だ。
 CBSの報道によると犯人は41歳のJiverly Wongと見られていて、Binghamtonの移民局に二丁の短銃を持って押し入り、英語の授業を受けていた移民たち、或いは市民権取得のための試験を受けていた移民たちを襲ったというもの。犯人は合法的に拳銃を所持していたという記録があるが、実際に犯行に使用された短銃が登録されているものかどうかは今のところ発表されていない。
 計画的な犯行と見られていて、犯人は裏口を車で塞いでから押し入っているという。入って来るなり受付の二人を撃ち、一人は即し、もう一人が撃たれたように装い、すぐに911(米国での緊急電話番号)に連絡を取った。26人がボイラー室に隠れて難を逃れ、37人が建物から逃れたと伝えられている。
 CBSによると銃による犠牲者数は年々減少しているが、それでも2002年の統計では年間に全米で30,242人が死んでおり、これは人口10万人あたりで10.5人に当たるという。(全人口数で見るとおよそ半分に相当する日本の自殺者数3万人超というのも考えなくてはならない数字ではある。)
 ちなみに2002年の統計で見るとNY州では犠牲者数は994人(2000年の犠牲者数1,093)で、人口10万人あたり5.2人。
 細かいことをいうとイリノイ州のように2000年1,130人に対して2002年1,231人と増加している州もある。