ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

耳に支障

 実は昨日から日付が変わる頃に、突然右耳がきこえなくなる。なぁに、一晩寝たら直るだろうと思ったが朝起きても全く症状に変化がない。
 慌てて耳鼻咽喉科に駆け込む。6年前にも駆け込んだことがある。なんと結論から言うと耳垢がブロックしていたということなんだそうだ。そういう傾向にある耳の構造と、そういうことが起きやすい湿性の状況なんだそうで、ついでに聴覚検査も行い、加齢に伴う劣化はあるけれど、突発性難聴ではないということが判明。
 加齢による劣化というのははなはだ忸怩たる思いをもつが、それは致し方のないことだろう。それでなくても私は若いときに打楽器を叩いていたことがあり、爆音に負けないように頑張っていた。どうしても右耳に直接音があたるので、どちらかというと左に比べて右耳の聞こえが衰えてきているんだということは感じていた。
 多分、同じような音楽を演奏していた人たちの中にはこういう傾向にある人もいるんじゃないかと思う。そういう研究をしている人がいるかも知れない。そういうことから想像すると、私たちより若い人たちの方がこうした聴覚の劣化をより多く体験することになるのかも知れないと危惧する。
 SONYが「ウォークマン」を発売したのは1979年で、私たちはもう既に社会人となっていたので、これを利用はしたけれど、もう爆音を愉しむ時期ではなくなっていた。しかし、当時は良くヘッドフォーンからの音漏れがラッシュの電車やバスの中で顰蹙を買ってきた。今ではよっぽどのことがないとそうした状況に遭遇しなくなったけれど、それは爆音を聞かなくなったわけではなくて、イヤフォーンの性能が大きく向上したからだろう。
 相変わらず多くの青少年が爆音を愉しんでいるだろう。なにしろ朝や夕方に遭遇するとふたりにひとりとは大げさだけれども、それくらいの割合で、皆さん耳にイヤフォンを突っ込んで歩いておられる。その影響が出ないとはとても思えない。
 片方の耳が耳元で指をぱちっと鳴らしてもほぼ聞こえないくらいの状況で街を歩くのは非常に不安だった。それから想像してもイヤフォンを突っ込んだまま街を歩くのは、やっぱり危険なことには相違ないだろう。