ほぼ足りてまだ欲 その先

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高音域

 近頃気になってしょうがないことがある。それは若い人たちの唄、だ。ひょっとすると若い人の唄だけじゃないのかなぁ。それは高音域を唄う唄ばかりだということ。耳をつんざくほど高い音をファルセットだろうと地声だろうと、のどを前に突き出すようにして喉も破れんばかりに唄う。それが流行なのかもしれない。
 ビートルズだってもう半世紀も昔の唄だけれど、Mr. Moonlightの様にポール・マッカートニィーが叫ぶ唄だってある。だけれど、全編あの音域だってことはないなぁ。ところが平井堅なんて男だけれど、全編ファルセットだったりする。加齢現象として高周波の音が聞きにくくなることは確かだけれど、それとこれはあんまり関係がないだろう。根拠はないけれど。
 尤もオペラだって、ハイドンジュリアス・シーザーのように男だってカウンター・テナーと称してファルセットで歌いまくるものだってあるわけだから、あながち最近だけの傾向ではないのかもしれないけれど、3オクターブもそれ以上も声を出すことができるといってそれが素晴らしいことのようにする傾向がここのところとても多いような気がするんだけれど、それはどこから出てきているんだろうか。