ほぼ足りてまだ欲 その先

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裁判員

 裁判員による裁判が始まった。え〜っと、これは何で裁判員による裁判という考えが始まったんだっけ。何か、そんなきっかけになるような事件があったんだっけ?
 今度の事件は近所の女性をナイフで刺して殺してしまった男の裁判で、有罪であるということは間違いがない。とすると何を判定するのかというと、どれだけの罪に処するべきかという点なんだという。懲役5年から死刑までの中から選ばなくてはならない。
 正直なことをいうともし、私が裁判員だったとしたら、どれくらいの刑にしたら良いのか、全く見当がつかない。どうもニュースでちらっと見たところによると被害者と加害者は前からいろいろあったらしいけれど、直接の原因は被害者が猫避けに並べていたペットボトルを加害者がバイクで倒してそのままにしたことを咎めたことが原因らしい。ナイフを手にした加害者に被害者が「やれるもんならやってみろ」といったらしい。
 どんなに判断が難しいのかといったら具体的にいうと、わが連れ合いはこんな犯人は懲役20年くらいは当然だという。私はそれを聞いて、え!?そりゃ長くないのか?と思ったのだ。こんな具合なんだから素人にそんなことを考えさせるっていうのはどうかなぁととても疑問だ。
 それに被告から後で報復行為があったりしないとは限らないという疑問に対して、テレビ番組で誰かが解説していたのは「これまで裁判官に報復したという事件は聞いたことがない。裁判官以上に個人情報が公開されることのない裁判員にそんなことが及ぶはずもない」というもので、そりゃいくらなんでもいい加減な発言だろうと、余計に疑問に思った。