TBSテレビのニュースサイトを見たら(9月23日16:47)前原国交大臣の八ッ場ダム現場視察にあたって現地側のこんなコメントが掲載されていた。
「(民主党の)マニフェスト以前に、私どもが国と約束した、それを順守するのが筋ではないかなと思っております」(長野原町 高山欣也町長)
「脱官僚、政治主導とはこういうことなのか。我々の57年の歴史がたった2,3時間前に大臣に就任された方によって、そのひと言によって、すべてが覆されたという思いでございます」(東吾妻町 茂木伸一町長)
政治が変わるということはこういうことなんだろうと私は思う。それまで漫然と送ってきた旧態依然と一度決まったことをそのままに放置することではなく、途中で検討、見直しをして効率化を図ったら不必要なものを残さなくても済むし、もっと様々なことに集中して税を行使することができるはずなのに、それをこれまではやってこなかった。しかし、今度からはそれをやろうということだ。
例えば私たちがこれまでの自民党政治をここまで支え続けずに、15年前にこれをやっていたら、こんなことにはなっていなかったはずで現場での対応は変わっていただろう。ただし、こうした役割に就いている人の意見は変わらないかも知れないけれど。
「一度閣議を通ったものは絶対に変わらない、何か不都合なものがあっても先輩たちの面子があるからいじらない」でなにもかもそのままにしてきた行政の怠慢を覆すということなんだから、こういうことになるのは道理だ。