今朝のTBSテレビ「サタデーずばッと」でインタビューに答えていた長妻厚生労働大臣の話を聞いていると、未だに厚生労働省の役人たちは大臣、副大臣、政務官の要求に対して抵抗を示しているらしい。彼は「ポイントがずれている」といっているけれど、その根拠の中には霞ヶ関がどっちを向いているのか、という基本的な問題であって、この政権は4年は持たないだろうと思っているのか、あるいはこれまでの流れから脱却できないでいる、ということなんだろうか。
民主党連立政権は今後国会での答弁では政府委員に答えさせることはしないといっているのだけれど、それに拘泥しているとかれらが「内閣は好きにいったらいいでしょ、私たちはそうは思っていないけれど」というスタンスを取らせることにならないだろうか。
霞ヶ関は「自分たちはプロだけれど、国会議員は昨日今日携わったばかりの連中で詳しく知っている訳じゃない」というスタンスを崩せないということなんだろうか。そういう立ち位置を作り出してきたのはひとえに霞ヶ関だけの問題ではなくて、自民党がそう創りだしてきたのだ、ということでもあるだろう。
いつまでも国民を敵に回している場合じゃないんだよ。