「スカイツリー」といってすぐさまなんのことかわかる人はそれほど多くないだろう。「第二東京タワー」とでもいえば、あぁ、今墨田区に建てている新しいアンテナ搭のことだとわかる人もいるだろうけれど、それでもまだ「え！そんなもの建てているの？！」という人だっているかも知れないというくらいの知名度だろう。
今や建築作業が佳境に入っていて、ちょっと油断するとするすると伸びている。これまでの完成姿は一番上のアンテナを含めて610mだったのを634mまでのばすことが決まったのだそうだ。今や設計段階なんかじゃなくて、下で鉄骨が制作されて、そのブロックをクレーンで持ち上げては上に載っけていっている最中だ。なんで今頃？というと、そのままだと広州で建設中の「広州タワー」に世界一の位置を奪われてしまうからなんだそうで、そんなことで24m分のアンテナを伸張するわけだ。
たかだか細いアンテナを24mかさ上げするだけだからなんちゅうことはないのだろうか？強度的には一体全体大丈夫なのだろうか。先端についているアンテナ部分がより伸びるわけで、地震でタワー全体がある周波数で共振すると、いくらアンテナといっても鞭のようにビュンビュンとならないとも限らない。これがボキッといったら・・・もう想像もしたくない。そんな確率は相当に低いかも知れないけれど、検証したということだろうか。
これから「広州タワー」がかさ上げしたらそれに対抗していこうというのだろうか。一度売られた喧嘩を買っちゃったら、これから先、買わないわけにはいかなくなろうというものだ。
