ほぼ足りてまだ欲 その先

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オリンピック報道

 日本のマスコミのオリンピック報道は日本選手にばかり偏っていて島国根性丸見えだ、とお怒りの方々もおられる様だけれど、それは日本の特徴なんかじゃない。どこの国も各競技を均等に取り上げるなんぞという鷹揚な紙面を創るほど余裕はないし、テレビの枠もそんなにありゃしない。だから今回のNHKの様にローミングで日本に関係がないけれど、結構重要な試合をネット上で楽しめる様にしているなんて、ちょっと画期的なことだと思う。アナウンスも解説もないけれど、アイス・ホッケーは充分に楽しめる。
 私が日本から離れていた間のアトランタ・オリンピックや長野オリンピックはとにかく日本の選手なんてホンの一瞬しか映らない。そんなの当たり前。日本のマスコミは偏っているんだというのはこの場合には当てはまらない。日本で売っている日本語の新聞、テレビはがんがん日本チームに偏向して報道すればよいのである。
 ただし、日本のチームがこの種目でメダルを狙える立場なのかそうでないのかははっきりしておこうよ。中継の言葉を聞いてその気になって、準決勝敗退、決勝なんかにいける可能性なんて殆どないクロスカントリー・スキー団体スプリントの準決勝を夜中に一生懸命見てしまった。ひょっとすると、みたいな解説をするんだもの。
 同じく昨日未明のジャンプ団体戦なんて、見ていてようやく分かったけれど、オーストリア、ドイツの圧倒的な強さは日本の金銀なんて相手が大失敗をしなくては全く可能性がないことは自明であるにもかかわらず「惜しい!」みたいなことをいう。結果としての5位が良くできた方だったのではないのか。葛西が140mを飛んで満面の笑みだったじゃないの。