ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

久しぶりに新宿へ

 ほぼ一ヶ月半ぶりに新宿に出掛けた。ものの見事に朝一番にきっちり目が覚めて、狙っている電車にきっちり間に合って、10分前には到着。今日はうまく行っている。それはやっぱり暖かくなったからだろうか。身体が浮き立っている感じがする。
 保阪正康の話は1945年8月もしくは9月を境に「表」だった考え方が裏になり、「裏」だった考えが表になったにもかかわらず、ここのところ若い研究者が次々に著作を著すことによって、表の考えを考え直す動きが出ていると同時に、裏の考え方に歴史を振り返ることを放棄して表に出していく動きを指摘する。
 私が感じていたことをそのまま言葉にしてくれているようで、何もいうことがない。
 これまでに随分売れているらしいので敢えて手にしないでいた本をやっぱり読んでみようという気になったから、すぐ近くのブック1stに寄って入手する。ついでに出ていることを知らなかったジョン・ダウアーの著作を見付けてこれも入手。読むべき本が次から次に出てくるのは嬉しいけれど、ちょっと辛い。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

 著者は1960年生まれ、桜蔭学園-東大という学歴の東大の先生が栄光学園の歴史研究部の中高生に語ったものを基調としているそうだ。昨年7月に刊行されて、12月には早くも11刷を重ねている。自分で既成概念として持っていた意味をもう一度考察し直すにはやはり必要だ。


昭和――戦争と平和の日本

昭和――戦争と平和の日本

 原著は古く、1993年に刊行されたものの日本語訳である。

 何の気なしに紀伊国屋にも上がり、久しくためつすがめつしたことのない英英辞書を見た。「ロングマン現代英英辞典5訂版for advanced learner」なんてものは今やすでにカラー刷りになっていてDVDなんてものがついているのがごく普通に存在するので、思わず声に出しそうになる。そうか、すっかり思いをいたすことがなかったから虚を突かれた気分である。欲しいのだけれど、作動環境がどうなのかを確かめないとまた痛い目を見ることになりそうだと我慢する。しかし、世の中は明らかに前に動いている。
 ついでにTOEFLの棚を見るとアルクの様々な参考書の中に見たことのある名前が著者として出てきているものを数点発見。かつてのセクションの仲間に教えたい欲求に駆られる。

 どうせここまで来たんだからと伊勢丹に入り込む。もちろん買えない値段のものばかりだけれど、偶然本館の上で紳士物バーゲンをやっていて、これなら許されるだろうという値段のものを発見。お腹周りのサイズを確認して入手。近頃の若者向きのシャツはスリムすぎておじさんはとても着られない。