ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

渚でシャララ

 渋谷公会堂(CC lemon Hall)での「ジュリー with The Wild Ones」に行く。例のアルバムを出してから今年はこれからツアーが始まる、その皮切り。渋谷の駅を降りて講演通りに入るあたりから周りにはもう既におばさんがやたらと目立つ。「あぁ、ここらあたりにジローがあったなぁ」「あぁ、ここがジャンジャンのあったあたりだなぁ」「このあたりに貫太郎っていううどん屋があって、その下あたりにとんかつ屋があったっけなぁ」と昔の話ばかりなり。そして公会堂の前にあがったら、そりゃぁ見事なほどにおばさんばっかりだ。多分55歳くらいから65歳くらいまで。わぁ〜とおられるわけ。男性は多分わずかに3%くらいか。私たちの座席は二階の前から2列目の真ん中からやや下手。前には某大企業の社長ご一行様が座っている。
 結局2時間半ほどだったけれど、ジュリーが出てきたら一階は全員がスタンディング。振り返ると二階の7割ぐらいが立っていて、それがみんな女性。
 サポートはドラムの女性、ギター、そしてキーボードの三人。つまり島君は全曲ベースを弾き通す。偉いなぁ!肝心の「渚でシャララ」は本オケを流して、全員で踊る!しかも客席も一緒に踊る。ジュリー間違える。すると鳥塚しげきが「いや、俺も間違えたよ!」と慰める。さすがにこの曲の間に私は我慢できずにトイレに立つ。ワンズの歌は全部一緒に唄う。この勢いでツアーを通して彼等の体力が持つことを祈りたい。
 そうだ、今度うちのバンドは「ジェリー with The Mild Ones」にしよう!

 そうそう、私がこの渋谷公会堂に入った最後は多分1970年代前半のことで、その時はTanya Tuckerだった。彼女ももう52歳である。あの頃は彼女はまだ10代で、それこそLeAnn Rimesの様に衝撃的なデビューで、日本でもコマーシャルに使われて大ヒットした。何よりも彼女の声がとても特徴的だったし、唄に恵まれたといって良いだろう。しかし、今ではもう日本で記憶にとどめている人は数少ないだろう。アメリカではごく当たり前に知られた歌手の一人であり続けている。そういえばLeAnn Rimesだって、あの声は一度聴いたら忘れられない。