ほぼ足りてまだ欲 その先

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日本の英語力スケール

 またまた英語という言語に関わる話なんだけれど、twitterでながれているのだけれど、野村證券がTOEIC800点以上の新入社員の初任給をそれ以下の新入社員のそれの3倍出すという話を書いていたのだ。驚いちゃうよ。
 いつも英語のことになると論議になるのが英語なんてのはコミュニケーションツールに過ぎないのであって、それが目的じゃないんだから何のかんのということなんだけれど、何よりも通じればいいわけだ。ごく普通に英語で商売ができればそれで良いわけだ。すぐに英語で社内で仕事できないと困るんだというのだとしたら、ここで疑問なのはその能力の判定基準としてなんでTOEICなんだろうということなんだよ。通常だったらTOEFLとかIELTSじゃないのかってことなんだ。だって、TOEICなんか日本でしか通用していないだろう?TOEICを英語力のスケールにするしかない日本の英語教育環境というのがこの日本の現状なんだということなのか。
 それに確かに野村證券にとって英語は、背に腹は代えられない、重要な要素かもしれないけれど、給料3倍ってのはどうだろう。そしてそうだったらTOEIC800点に到達しない人を合格させてあとで困りはしないのか。
 コミュニケーションになんの不自由もないけれど、営業成果が思うように上がらない人と、コミュニケーションに問題があるけれどやたら営業成績の良い人とを較べたら、多分企業経営上からいったら後者の方が文句なく買いということになるだろう。その時の給料の調整はどうするんだろう。え?余計なお世話?仰る通りだ。