ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

弱った

 アップルの誘いに乗ってMobileMeからiCloudに乗り換え、手持ちのデバイスをLionに乗り換えて対応させようと昨日からMacBookAirのOSヴァージョン・アップ作業をしようとするのだけれど、どうもいうことを聞かない。挙げ句にディスクトップ上にハードディスクを表示させようとしても出てこない。何かぶつかっているのか、まずいことが起きているようだ。
 これではせっかくの決断も功を奏することができなくなってしまう。素人が何をしてもわからないんだからと銀座アップルのジーニアスバーに予約を入れる。
 地下鉄に乗ると、70歳前くらいの爺さんがどっかと大きく足を広げて座っている。嫌みっぽく隣にぴったりと座る。盗み見ると、耳にイヤフォンを突っ込んでいるのだけれど、そのイヤフォンがきんきらにデコレーションしてある。あの小さなイヤフォンを、である。多分この爺さんが自分でしたとはとても思えないから娘か孫がそうして使っていたものをお下がりでもらったかなんかだろう。その爺さんが膝の上に置いていたものを取り上げたかと思ったら、それがiPadで、彼がふたを開けると、今聴いていたiTunesの画面が「井沢八郎」のジャケットだった。で、彼は人差し指でぴゅんぴゅんと写真のページをめくって何枚も撮った写真を見る。どうやら、吾妻橋から東京スカイツリーを撮ってきたようだ。
 見た目といじっているiPadとの落差に驚いちまったのだけれど、ジーニアスにあがって、パーソナル・トレーニング(多分One-To-Oneの契約者だろう)のテーブルを見ると、結構ベテランが教えてもらっている。今の中高年はかなりやるのだなぁ。
 この爺さんがようやく日本橋で降りると、そこから客が混んできて、明らかに私よりも年上とおぼしき女性が立った。私は本当は銀座まで乗るつもりだったけれど、「次で降りますから」といって席を替わり、しょうがないから京橋で降りて歩いた。銀座の中央通りの歩道は自転車通行不可だけれど、ほとんどの人が知らないので、平日は平気で走ってくるのが怖くてしょうがない。そう決めただけで周知徹底をはかる努力をなんにもしないからいつまで経ってもそのまま放置されている。
 ジーニアス・バーは一体どこに行ってしまったのかと思ったら4階に移っていた。また例によって時間ぴったりにいったけれど待たされた。ここはいつでも待たされる。そうかといってゆっくり行ってもう過ぎちゃったといわれるのがいやだから、ぴったりにあがる。
 10分近く放りっぱなしになっていたら、若い男性が来てようやく始まった。結局、ユーザーファイルがなぜかなくなっていたので、全く意味のない状態になっていた。今までのファイルを全部捨てて新しいものを設定したらそれでもう終わりだった。こんな程度のことでわざわざジーニアスに行くのかといわれそうだけれど、行って見なくちゃわからない。