ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

iPod Classics

 さんざん悩み、さんざん無駄足を踏んでとうとうぶっ壊れてしまったiPod Classics 160GBを新替えしました。なんと37,000円もかかりました。結局この機械一個のためにこれまで9万円ほどもかけてしまったことになります。こんな費用がかかるんだったらもう、こんな機械を身の回りにおいておかなくても良いじゃないかと逡巡することほぼ5日間だったでしょうか。どうせかかるんなら、今流行のハイレゾにすれば、もっともっと良い音で楽しめるじゃないかと思ったりもしました。しかし、あれはヘッドフォンと機械だけでもほぼその倍はかかりそうだし、問題は音源ですからね。
 実は日曜日の晩のことを考えると、やっぱり欲しいなと思ったのです。というのは日曜日の夜中から未明にかけては、ラジオはほぼ全滅するわけです。お休みになってしまいます。すると、寝床の中でも音がないといられない私は絶望の淵に佇むことになってしまうのです。頼りの綱はただひとつ、ラジオ深夜便ですが、これとて、頼りにならず、とんでもないプログラムになると、もうあとは「し〜ん」としたヤミが残るだけです。こんな時に、何度も何度も聞いたと云いながら、志ん朝さんの落語なんぞが聞けたら、これはもうホッと一息なんでございますよ。贅沢と知りながら、ついに川を渡りました。
 ところでアップル銀座に参りますと、この種の問題は4階のジーニアスでなくては受け付けて貰えません。自分が売った機械の修理に関してアップルは予約をして来いってわけです。何も知らずに飛び込むと、「それではあちらにお並びください」といわれて、まったくその他大勢の扱いで、何時に人がお歌いしてくれるかまったくわからない状況の中に放り込まれてしまいます。
 予約して行ったとしても、今日の私のように、真ん中の机の周りに待たされます。それでもましなんですね。今日の店員さんは何人かわからないけれど、日本語べらべらのお兄さんでした。隣は中国語でやっています。そうかと思うと反対の隣は日本語を喋る中国人のお客さんに日本人が説明をしています。
 不思議なことに、このお店では対応するお兄さん、お姉さんが、しきりに「私もそれと同じものを持っていますよ、電池が長く持つし、良いですよね、なんで廃版にしたのかなぁ」なんて仰いますが、本当にこんな機械を彼らが持っているのか、はなはだ疑問。今時こんなものをポケットから取り出す人は見たことがない。それもみんな判を押したようにいうんだよなぁ。