近所を散歩していたら、ふと気がついた店があって、いや、実はここは誰かの書斎とか、倉庫代わりなのかと思っていたんだけれど、小物電気製品のリサイクルショップだった。引き戸のガラス戸の脇に、昔のMacMiniとおぼしき四角い機械がふたつ重なっていた。
なんでそんな古いMacMiniに興味があるのかというと・・・こりゃ長い話になりそうで気が重いが・・・かつて記録媒体として大変に普及していたMOという機械があって、これに大事なフォルダをいくつも記録していた。ところが日本の業界では良くあることで、そうした媒体は一回流行ると、すぐさま他の媒体に移行していってしまうという傾向にある。今じゃ、アップルのOSではこの機械は全く動かなくなってしまった。あの私の大事なフォルダはもう永久に動かなくなってしまって開くことができなくなった。
で、その大変に古そうなMacMiniなら、古いOSがそのままインストールされた状態にあって、繋いでみたら動くんじゃないかな！と反射的にそう思ったんだね。で、こわごわそのガラス戸の引き戸を開けて「こんちわ」と入った。すると中にいたのは明らかに80歳を超えたと思われるお爺さんだった。
「そこにあるのはMacMiniじゃないですか？」といったら、「そうだよ、古いぞ、三千円で良いや！」といきなりいうんだね。その古さは多分15年前くらいじゃないかな？動くかな？HDDはどうなっているんだろう？興味津々なんだけれど、これを拡げる場所がない。しょうがない。机を片付けるかなぁ。でも、今のモニターに繋げるのも面倒くさいなぁ。
で、そのお爺さんが、電源ユニットを取りだし、電源ケーブルを取りだし、接続してブワァ〜ンと起動音がしたので、三千円を支払って出ようとしたら、「お、そうだ、こんなのもあるからもっていけ」といって大昔のUSB接続の純正マウスをとりだして、そのままくれた。多分このマウス、今でも中古でも3,500円くらいで売っていそうだよ。いや、実際の話、これ貰っても困るんだけれどね。
