ほぼ足りてまだ欲 その先

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フロリアード

10年に一度の「フロリアード」を見に行く。現地に到着するまで、お日様はさんさんと降り注ぎ、これまでにないほどの青空が覗いていて園芸博をみるにはこの上ない好天気だった。「だった」と過去形で書くのは、いざ、現場に到着したら一転俄かにかき曇り、あっという間に雨が振り出して来たのだった。
なにもこんな仕打ちをしなくてもいいじゃないかという文句が出ようというものだけれど、この「フロリアード」は冷静に評価すれば、なんともお粗末なイベントである。もう多分日本人は騙されないといって間違いがないお土産売店パビリオンの羅列で一体なんのためにこれで良いと思っているのかとあきれ返る。かつての大阪の花博や、愛知博の最後の頃よりもさみしい。なにしろキューケンホフを見てしまったのだから、なまなかなものでは勝てない。ただ、場内にかかっている4ユーロのゴンドラからみると、結構いけている。日本は農水省が主催でメインパビリオン2階奥で杉玉、竹、苔を使ったディスプレイを見せている。毎月展示を変えて行くのだそうだ。誰が一番これで儲けているんだろう。
驚くことに日本ブースから程遠くないところに北朝鮮がブースを出していて、やってくる見物客にチョゴリを着せて写真を撮らせている。園芸に直接関係ないことなんだけれど、一体何を目的にこんなところにやって来ているんだろうか。
マーストリヒトに到着してから雨の中小一時間見物して歩いたのだけれど、この街は古くて、中心部の旧市街には面白そうな街並みが溢れている。のんびり店を冷やかしながら歩きたい街だ。