ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

 先日銀座の伊東屋であるものを注文した。それが出来たと連絡が来ていたのを想い出したので、銀座に出かけた。まず最初にパスポート用と運転免許更新用の写真を撮ることだった。取りあえず交通会館2階の東京都のパスポート交付所にいって写真を撮ることの出来るボックスがどこにあるのか、必要なものはそれだけだねと確認した。あそこの二階には今でも代書屋のような写真屋のような、旅グッズ売り場のような店が2-3軒ある。随分昔からあるけれど、未だに写真を1700円だったかでやっている。あそこでとるときっと綺麗に、顔のシミを隠して、髪の毛もふさふさにしてくれるのかも知れないけれど、そりゃ高い。
 街角にある証明書写真ブースは700円くらいでとることが出来る。免許書用の写真も撮りたかったので、安いところを探したら、ビックカメラの外に面した自販機が並んでいる一角に600円のボックスがあった。それにしても写真は妙に明るすぎる。
 パスポートの書き換えは期間が一杯になる1年前から申請することが出来るけれど、そこから10年になる。本当は5年でも良いのかも知れないけれど、そんなことをすると本当に5年以内に死んじゃうような気がしたから、10年にした。なんと16,000円もの手数料が掛かる。そのうち東京都の手数料は2,000円だという。こりゃ高すぎないか?
 申請にはもうお知らせ用の葉書も要らないし、住所が変わっていなければ住民票だって必要がない。その代わり住基ネットを使って本人確認をするから「よろしいですね?」といわれる。なんだ、住基ネットに反対している人は住民票を持ってこなくてはならないのだ。ここで「いやだ」といったら、じゃ住民票をとってこいといわれるのだろう。それにしても、この申請者が本人かどうかというのはどうしてわかるのだろうか。私の住基ネットに写真なんて登録されているとは思えない。今ここで私が実在する人の名前と詳細を騙って申請したらどうするんだろうか。
 昼飯という段になって気がつくともう13時半を過ぎている。一丁目の三州屋にいってまた海鮮丼。いつもの時間に比べると半時間ほど早いせいか、まだまだ人が入っていたのだけれど、私が席に着くやいなや2つのグループが帰っていく。残ったのは私を遙かに上回るとおぼしき爺さん二人がお銚子を傾けながらつまみを突っつき、正に三州屋の夜の部に二人だけで突入している。
 またいつものように教文館伊東屋とまわり、数点の本を発見。頼んであったT-shirtを受け取り、copicの安い方を3本買う。あの高い、インキやペン先を取り替えることが出来るものの書き心地というのはどうなんだろう。一度も使ったことがない。

1941 日系アメリカ人と大和魂

1941 日系アメリカ人と大和魂

 著者のすずきじゅんいちというひとはこれまで2本の日系アメリカ人社会に絡んだ映画を公開してきた人で、今年の暮れには彼にとって三部作の締めくくりとなる「二つの祖国で 日系陸軍情報部」というMISについての映画が公開されるのだそうだ。最初の一本はリトル・トーキョーの写真館の宮武東洋にフォーカスを当てたもので、次はやっぱり442部隊の活躍だった。
 これまで米国に於ける日系人社会について興味を持っていた人も持っていなかった人もこの本から学ぶことはかなり多いだろうという気はする。永住権を持った日本人としての視点が彼にこれを書かせているんだろうと思う。