ほぼ足りてまだ欲 その先

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自民党総裁選はやっぱり茶番だった

 あの5人の中で比較的まともだったのは林芳正だっただろうか。何しろ一回目の投票では石破が1位だったけれど、過半数の票を得ることが出来なかったので、2位の安部との決選投票になり、198人の国会議員による決選投票の結果、安倍が108票、石破氏が89票と20票足りずに敗れ、驚異の総理経験者の復活ということになった。
 何しろ安倍晋三といえば口の中でくちゃくちゃと喋り、いい始めたことが終わらないうちに違うことをいい始めるものだから、一体今は何をいっているのかわからなくなっちゃうという人だというだけではなくて、終いにはおなかが痛いといって首相の椅子を投げ出した人だ。
 選挙後の記者会見では質問を投げる大手マスコミの連中はただただ自民党内部の力関係事情なんてものにばかり拘っていて、あたかもこいつに他のことを聞いてもしょうがないだろうと言いたげだった。(いや、多分聞いちゃダメだといわれていたんだろう。)
 そこに手を挙げたのは中国人とおぼしき女性記者。尖閣についてどの様に考えているかと直球を投げた。彼の返事はこれだ。

 私どもは日中間には領土問題は存在していないと了解している。しかし、私たちはわが領海を守る意思を対外的にも示す必要がある。私は前回総理大臣になった時に、まず最初に中国に対外訪問にいったことを覚えておいでだろうか。日本は中国の製品を必要とし、中国も日本の投資を必要としてるいるということを認識することは大変に重要だ。どんな時にも国益がぶつかる時、日中の相互がそれぞれを必要としている。この考えに変わりはない。

 いっていることわかりますか?わからん。
 さて、テレビは相変わらず東京の盛り場にカメラを持って出て、午後の奥様方に「5人のうち誰が良いでしょう?」とやっている。石破が圧倒的に人気を集める。一般市民は如何に真剣に政治を考えていないかがよくわかるものだ。