ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

仕組み

 原発にしても、群馬のダムにしても、大がかりな施設を建設することによって、それがなかったら手に入らなかったはずの金を手にすることのできる人が生まれてくる。それは建設工事を受注する企業だったりするし、その建設に伴って交付される補助金を受けることのできる地方自治体だったりするし、それによって土地を明け渡すことになる代償を受けることができる元住民だったりする。そうした計画が一度転がり始めるとそれによって生み出される金と権利が既成のものということになる。
 途中で何か思いもよらない障害にぶつかってそれが転がらなくなると、転がる先で勘定に入れていたすべてのものが動かなくなる。それはあちこちに波及する。だから一度転がりだしたらそう簡単には止められない。止める奴は「妨害者」となる。売れるはずだった土地が売れなくなり、入ってくるはずだった補助金が入ってこなくなる。だから、政権が交代したからといって政府の方針が変更されるのは問題だという論調が跋扈した。しかし、そうした既成利権獲得者たちは今回溜飲を降ろすことになるのだろう。
 これは何を意味するのかといったら、この国を動かしているのは政治家でも主権を握っている(と思い込まされている)国民でもなく、霞ヶ関の高級官僚達なのだ、ということなのである。