ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

どこのテレビだ?

 午後7時のNHK総合テレビのニュースの幕開けはボストン爆破事件の容疑者二人が警官隊と銃撃になり、一人は射殺、一人が逃亡しているというニュースで、その時点でのボストンからの電話レポートがあったり、現地住民へのインタビューなんてのがあって、臨戦態勢である事が報じられた。
 それだけではなくて、ニュースの終わりにまたまた同様に今現地住民には大変に危険だから建物から外に出るなという警告が出されていると最重要ニュースの扱いだった。
 肥料工場の爆発炎上事件については現地の教会での追悼集会の模様が映像で報じられ、原因が未解明状態にある事が報じられた。
 しかし、廃炉作業中の新型転換炉原型炉ふげん(福井県敦賀市)で、廃液タンクから放射性物質のコバルト60を含む廃液が漏えいするトラブルが18日にあったという事件については全く報じられる事はなかった。
 116歳の誕生日を迎えた男性のベッドにはモニターがしつらえられて、アベシンゾーがビデオ祝辞を述べる姿が報じられていた。
 それでもふげんの事故については何も触れられない。北海道の地震についても別段何も触れられない。
 アベシンゾーが日本記者クラブでのインタビューでアベシンゾーが女性の労働環境についての改善の為に保育園の待機児童を2年後までに解消するといっている姿は報じられた。必要なのはいつかといったら「今でしょ?」。
 確か彼らはこれまで「雇用機会均等法」に反対して、女性は家を守るべき、とか云っていたんじゃなかったかと記憶しているけれど、票の為には主張も変える訳なのだろう。選挙制度に関する特別委員会ではまたぞろいつか見ていた数の力で強引に押し切る政治を復活させている。公明党ももちろん同じ穴の狢である。奴らは卑怯だ。彼らの政治は次の選挙の為の政治でしかない。選挙の為に何をするべきかを考えているだけだ。
 このテレビはアメリカの傀儡政権であるアベシンゾー内閣とアメリカの為のテレビだと分かってみないとまたぞろ騙される。アベシンゾーがやってきた事は金融緩和を叫ぶだけで、結果として起きている事は円安と株価高、という実際に即していない現象だけだ。