ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

自民党

 自由民主党という旧態依然な政党があって、あたかも頭の悪い人間の集まりなんだということを証明している。
 石破茂という幹事長がいる。官邸前で特定秘密保護法や、原発に反対しているデモに対して、「主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない本来あるべき民主主義の手法とは異なるように思います」と自身のブログに書いた。
 このブログが大きな反響をまき起こしている。すると石破茂はこの部分に線を引き、翌日このように書いた。

 整然と行われるデモや集会は、いかなる主張であっても民主主義にとって望ましいものです。
 一方で、一般の人々に畏怖の念を与え、市民の平穏を妨げるような大音量で自己の主張を述べるような手法は、本来あるべき民主主義とは相容れないものであるように思います。
 「一般市民に畏怖の念を与えるような手法」に民主主義とは相容れないテロとの共通性を感じて、「テロと本質的に変わらない」と記しましたが、この部分を撤回し、「本来あるべき民主主義の手法とは異なるように思います」と改めます。
 自民党の責任者として、行き届かなかった点がありましたことをお詫び申し上げます。

 つまり、「テロ」という表現は撤回したけれど「一般市民」という定義されない言葉を用いて、「畏怖の念」を起こしたといっている。
 問題なのは「本来あるべき民主主義の手法」ということを彼が定義づけていないという点にある。この点について自民党本部に電話抗議をした「かんばら」という弁護士がいる。その対応に出た「いのまた」という人間との会話を公にしている。これをきくと良くわかるのだけれど、この種の抗議に対して自民党本部はこの程度の対応でことが足りると思っているようだ。リンクを張っておくけれど、このやりとりを聞いていると非常に頭に血が上るのでお気をつけ戴きたい。自民党という政党はこんな程度の政党なのである。
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 「テロ」と呼ぶべき大音量とは右翼の街宣車であり、原発反対デモの周辺で口汚くののしる右翼連中のスピーカーのことをいうべきだが、石破某はそれも見たことがないからわからないだけだ。
 これでも自民党を支持するのか。
 自民党に同調する公明党山口那津男代表は「審議に影響が出ないように、発言は慎重にしてもらいたい」と述べたと報道されている。つまり「用心しろ、用心が足りない」といっているわけだ。多分公明党の立場からいうと秘密を作ることが大手を振ってやることができるのが公明党にとって有意義だとしているということで、多分彼らは秘密にしておかなければならないことがたくさんあるということだろう。
 石破にしても山口にしても本当の民主主義というものがどういうものを言うのか、何も勉強しないでこんな立場に立っているということだろう。