ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

安倍晋三

 まさかと思っていたけれど、安倍晋三は本気で自民党の総裁選挙に出るという。今や賢明な自民党員の諸君は(もう既にこの言葉が大きな矛盾に満ちているということが大変に残念だけれど)、まさか彼を支持するなんて云うことはないと思うが、これでは石原伸晃(元不良小説家長男)との差別化は一体どうするというのだろうか。ほとんど変わりないじゃないか。ん?これこそ論理的におかしいな。そんなことをいうべきではないわけだ。みんな自民党なんだから同じでおかしくはない。石破も町村もなんにも変わらない。だから、自民党というこの日本という国を食い物にしてきた政党にみんなして結集しているわけだから。この政党がまた政権を取り返すなんてことが起きることは二度とないとは思うけれど、漁夫の利とかいうものがコロコロと転がってそんなことにならないとは限らない。
 そこへ行くと民主党の代表選挙なんてものは野田佳彦以外の立候補者は全員野田を批判しているのだから面白い。良くそれで一つの党にいるねぇといってしまう。ま、尤も米国の民主党の大統領候補者同志の舌戦なんて二度とおまえとは握手なんてしないからなという雰囲気でぼっこぼこのくせに、終わると閣僚になっているんだから大人だ。
 そこへ行くと石原伸晃なんかに至っては谷垣について「総裁のために政治をやってきたわけじゃない」と言い放った幹事長なんだからもう無茶苦茶だ。
 あ、そうそう、ところで安倍晋三だ。一体彼はどんな勝算があってこの総裁選に駒を進めてきたのだろうか。首相経験者が党の総裁選で支持を得られなかった場合、なんと評価されるのだろうか。そんなみっともない話しはないだろうと思うのだけれど、それだけが彼のいわゆる「政治」ではなかったのか。ま、そこまで低次元だといわれたくはないだろうな。