ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

あれこれ、あれまぁ、これまぁ

 錦織圭の準決勝をちょっとでも見てみたいと思って、その間にちょろっと「朝まで生テレビ」を垣間見たら、竹田某やら八木某やら現職の文部科学大臣やらが登場して、もうまさにネット右翼そのものだったので、気持ち悪くなった。現職の大臣がこんな色なのに、その内閣を支持する人が本当にそんなにたくさんいるのかと思うとぞっとする。
 神話をあたかも本当のことのように信じることを強制したいというのが彼らの本音なんだろうけれど、それはもう宗教なのであって、これは押しつけるべきものではなくて、ひとりひとりが選択すれば良いという種類のものではないのだろうか。
 戦争が終わってから来年で70年になろうとするこの時期にあの戦争がどうして起きて、一体われらが国家が何をしてきたのかを見えなくすることが正しいことだというのでは傲慢のそしりは逃れられまい。
 自分たちの社会ではそれが真実なんだと主張していても周りはとてもそうは理解してくれない、という図式はまさに北朝鮮そのものだけれど、北朝鮮権力が手本にしている戦前のわが国に返ろうとする思想にとってはまさにそれが目標とするものだというおかしな有様なのである。この両者が対立するのは当たり前だと云うことなのか。
 本当にそんな体制がこの国の神髄なのか。「国」(と表現するある権力構造の堅持)のために命を差し出させ、そしてそれに盲信する国民が理想なのだという考えがまっとうなわけがない。国民のために国があるのであって、国のために国民が苦しい思いをするのは正しくない。
 錦織圭は左足の股関節痛で残念ながら準決勝を棄権した。