ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

恒例

 今日は金原亭馬生の中学のバスケットボール部の先輩の店で年に一回の落語会「木挽町寄席」でございます。
 その彼の先輩という人が、これまた私の大学の先輩にあたる方なので、この会が始まってからまもなくから毎回参加させていただいている。そうこうするうちに馬生一門に弟子入りしたのがこれまた私の大学の後輩で(あぁ、なんてごちゃごちゃしているんだろう!)、縁浅からぬこの前座は、金原亭駒松という。今時大学卒のくせに落語研究会でもなく、ずぶの素人から弟子入りする奴なんてほとんど聞いたことがないという、妙な奴で人の顔を見ると「先輩!」ってんで嬉しくてしょうがない(アハハ、単純だ!)。
 そんなことをいっちゃいけないが、「馬生」ときいたら誰も彼もが先代を思い出す。昭和の大看板というか、大酒飲みというか、金原亭志ん生の長男で、志ん朝の兄さんのあの「馬生」だ。今年はあの「馬生」の33回忌にあたるんだそうだ。いつもに比べたら置いてあるチラシが真剣(不真面目なチラシってなんだろう?)だなぁと思ったら9月の末廣亭中席の昼の部はみっちりと追善公演なんだそうだ。で、毎日関連の噺家が入れ替わりでトリをとり、先代馬生の娘、池波志乃と旦那の中尾彬が親父を偲ぶ座談をやるんだそうだ。そうか、もうそんなに経ったのかと感慨にふける間もなく、わぁわぁやっているとそこへ駒松が右手に切符の束を持ってやって来るから、なんだとおもったら全席自由のその末広公演切符だ。というわけで、どの日に末広に上がろうかと、迷っている。
 実は馬生の弟子には、かつての大看板桂三木助の孫(先代の三木助の甥っ子)が二つ目にいて、先代の馬生の孫(池波志乃の甥っ子)が今年弟子入りしている。
 駒松:豆や
 馬生:佃祭:まくらで、馬生さんがおっしゃるには本願寺さんが埋め立てて築地に移り、その夜通しのお参りに際して、檀家総代の西川ふとんがお参りの皆さんに出した炊き出しのおかずが佃煮の始まりだってんです。いや、落語ってぇのは勉強になりますなぁ。
追記:某ブログにこんなことが。「昔、梨の実に含まれている酸で歯が溶けると思われていたようで、また、梨の実を食べるとその酸によって歯が白くなるとも考えられていたようです。現在では、梨の実に含まれているソルビトールキシリトールと同じ糖アルコールの仲間で、むし歯菌の増殖を抑える働きがある」てんです。
 最初に梨を絶って戸隠様にお祈りをすると歯の痛みが治まるという信仰があったという話を振っておかないとこの話は落ちないので、落ち着いた環境じゃないとやれないし聞けないですなぁ。