昨夜深夜のNHK-BSが小澤征爾のドキュメント番組をアーカイブとして再放送していた。多分一回見たものだろうと思う。2002年頃の番組ではなかったか。昨日の松井久子監督の「折り梅」も偶然2002年の作品だった。
小澤征爾がロシア人のチェロ奏者であるムスティスラフ・ロストロポーヴィチ（2007年4月に逝去）と始めたキャラバンの話がとても面白い。なんの告知も打たず、若手のプレイヤーを30数人バスに乗せ、移動していって寺や学校の体育館で演奏会を行ったのだそうだ。これは非常に面白そうだ。
彼はボストン・シンフォニーの常任指揮者を29年も勤めていた。他の指揮者による演奏会があるとボストン・シンフォニー・ホールの一番上のG-21に座って聴いたのだそうだ。その席が空いていなければ、その椅子の後ろの壁により掛かって聴いたという。今ではその椅子に記念の銘版が張ってあるそうだ。
