昨日のテレビ(残念ながら茫然とみているので、どのチャンネルのどの番組か全然意識していない)を見ていたら、特定失踪者の範疇に、1945年の戦争終結後、朝鮮戦争の間に朝鮮半島に兄弟で朝鮮半島に渡り、死んだ母親の遺骨を引き取ってこようとした人たちが、その後帰ってきていないとして、その妻、姉妹が嘆いている姿が映し出された。この人たちを拉致された人たちと同様に一絡げにして語ることの是非について疑問があったこともあるけれど、あの時期に普通に日本人が朝鮮半島に渡ることができていたことがとても不思議に思った。
なにしろ当時の日本は独立国家ではなく、連合軍(英語でいったらUnited Nationsでそのまんま今の国際連合そのものだけれど)によって占領されていた時期で、朝鮮半島は日本による植民地支配から解放されたばかりだった。
そんな時期に日本から渡ることができていたことがとても不思議だった。日本人がその時期に平気で行動できていたことが、何も知らない私には驚きだった。