ほぼ足りてまだ欲 その先

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 洋の東西を問わず、今に至るまで残っている、イヤ残っていなかったんだけれど、再現しちゃったなんてのもあるけれど、城ってものはとにかく観光の目玉になる。歴史の勉強のきっかけにもなるってのもあるなぁ。
 だけれど、よく考えてみると、豪華絢爛、なんていうけれど、その豪華絢爛を作り出した資金っていうのは一体どこから出てきたんだろうねぇ。日本でいうと、日本統一を図って攻め入って、火を放ってあいつを殺し、その娘をかっさらい、力を見せつけ、城を建てるのにどれほどの金を、どこから集めてきたのかといったら、そりゃみんな下々から取り立てたものに違いないよね。
 フランスはパリ郊外にあるあの宮殿だって、オーストリアのウィーン郊外にあるあの宮殿だって、みんなそれを建てたのは、なんとか家だったりするわけだけれど、その資金はどこから持ってきたかといったら、その辺にハナから転がっていたわけじゃないから、なんだかんだといってかっさらった金な訳だよね。
 欧州を歩いているとカソリックのなんたら教皇が建てさせた住居だったという宮殿まがいのものだったり、果てはその教皇の愛人の住まいだったなんてのまでお目にかかることができる。
 歴史ってのは残っているのはそういうものだけれど、実はあたかも農奴のように働かされた人たちから搾り取ったもので作られているわけだよね。なんたってオランダの東インド会社なんかだって、相当に搾り取ったわけだっていうからねぇ。
 そうした建築物は歴史を知る上では重要だけれど、よく考えてみると、いやな歴史の積み重ねだよねぇ。