ほぼ足りてまだ欲 その先

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喰えるか

 バブルの頃、というかその頃まではとにかく世の中の景気が良くなればなんでも良くって、とにかく目の前に金をぶら下げてなんでもものにしたら、そいつが勝ちで、そこへ踏み切れなかった奴は敗者だった。
 だからゴルフ場の開発だといったら土地が売れるといって売り払った。その土地にどんな歴史があろうと、どんな自然が残っていようとほとんど顧みたりしなかった。とにかくブルドーザーを入れて土をひっくり返したら金になった。
 そうやってあそこもここも全部ひっくり返した。
 今、中国がそれをやっている。南シナ海に想像を絶する自然破壊をやっている。なにしろ島を作っちゃって「俺のもんだ!」といっている。オイオイ!そりゃねぇだろう?といったら、じゃ、お前らは何をしてきたんだといわれるっつうわけだ。
 あの当時、金回りが良かったのは、そういう価値観にそっていたからだと思っているらしい安倍晋三は、今この時代になってまたぞろそれを打ち上げたら受けると思っているらしい。そりゃ、大企業は金を蓄える上で人間の心なんぞ金になるかい!と豪語した奴がやっているから、大歓迎だ。うちは慈善事業でやってんじゃないってんだからね。
 人は金の前には無言になるらしい。「らしい」というのはそんな境遇に立ったことがないからわからないのだ。
 なんで高江にあんなものを作らなきゃいけないんだよ!
 ま、とにかく安倍晋三のような国粋主義ファシストのいうことを聞いていたら食いっぱぐれはないというわけで、次から次にこぞってナチスに入党したあの頃に瓜二つだ。カラヤンはそれでナチスに入党したんだけれど、それをきらった指揮者はみんなドイツを後にした。この国も賢い連中は脱出していくんだろうか。しかし、一体どこへ出ていけば安心なんだろうか。