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　原子力規制委員会はあの袋小路の伊方原発が新規制基準に「適合」と判断したらしいですねぇ。なにしろ原発から先の半島に5,000人が暮らしていて、いざ何かが起きると逃げ場がない。舟で逃げろっていうことらしいけれど、そんなの津波が来たら一発じゃないか、福島の話を知らないのかと普通の人なら考えそうなことに対して口を噤んでいるんだそうだ。避難計画が規制委員会の審査の対象になっていないと知って、口あんぐりだ。
　本当に彼らはこの国の国民をもしもの時に守ろうという気持ちは全くないに等しい。ひょっとすると電事連の手先なんじゃないか、という気がする、と書くとあれれ、どうしちゃったのかと思われるかもしれないけれど、とうとう、腹が立っておかしくなってきたような気がするのである。
　なんつっているところにこんなニュース。

東京電力福島第１原発の地上タンクに保管している高濃度汚染水をめぐり、東電が5月中に全約60万トンの浄化処理を「完了」する見通しであることが22日、関係者への取材で分かった。遅れるとされていた海水成分の多い汚染水についても、処理できるめどが立った。（東京新聞2015年5月22日 21時24分）

　本当なのだろうか。これまであんなに嘘をつき、意図的に発表を遅らせてきた東京電力が全数だと書いてある。一滴残らず浄化できるといっている。本当なのか！？