ほぼ足りてまだ欲 その先

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図書館

 地元の図書館でブクレーエフの本を借りだしてきた。こんな本なんてほとんど読む奴はいないんじゃないかと思っていったら、とんでもない。1998年の出版なので、古いことは古いんだけれど、とりだしてみたらもうぐずぐずといって良いほどで、おい、そんなにこの本は多くの人に愛されてきたというのか!?と驚いてしまったのだよ。なにしろエベレストに史上最大の人数が入り込んだ1996年春のシーズンに12人もの人間が犠牲になった話なんだから。
 De Waltが第三者として書いている部分とブクレーエフが一人称として語っている部分がちょっとしたフォントの違いだけで区別してあって、最初はこりゃ一体何だと戸惑うのだ。
 ジョン・クラカワはDe Waltに対しても文庫版のあとがきで触れているがその中にはDe Waltの取材が非常に偏っている、自分にすら取材がなかったと激しく非難している。
 そういえば昨日の教文館の二階の特集コーナーにヤマケイ文庫が珍しいなぁ〜ッ!というくらいに集めてあった。しかし、その中にはあの「空へ」は入っていなかった。はてさて、なぜだろう。

デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実

デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実

空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)

空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)