ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩 7,500歩

 日曜日というのはこれだけ天気が良いと、散歩したくなる。何だか平日に散歩をしていると、高齢者感がひしひしと押し寄せてくるんだけれど、日曜日だと歩いている多くの人がお休みだからという顔をして歩いているので、なんだかリラックスするというか、孤独感がない。しかし、今日は快晴だけれど、さすがに冬の快晴日だから北風が冷たい。
 見慣れないバスがあっちにもこっちにも停まっているのは日曜日だからかと思ったら、そうじゃなくて、中国が春節でいつもよりも中国人観光客が多いかららしい。さぞかし街の方へ行ったらグワングワンしていそうだからと、北方面に向かって、しかもお日様が照っている側だけを選んで歩いているうちに、気がついたら三ノ輪の交差点まで来た。このまま南千住に向かって歩いて行って88年経った千住大橋を歩くのも良いけれど、あっちはお店も少ないし、寒そうだからと、ジョイフル三ノ輪商店街に入ってしまう。
 日曜日だからなのか、それとも衰退の一途なのか、シャッターが降りている店構えより増えているような気がする。それでもやっぱり、ここの商店街でもお総菜屋は盛んだ。揚げ物ね。高齢者も揚げ物はたまには食いたいけれど、家で上げるのは面倒でイヤだし、火でもだそうものならエライ事になる。鰺フライ、コロッケ、チキンカツなんてのが定番かなぁ。フィリッピン人のお姉さんが働くお総菜屋でピーマンの肉詰めを買う。うちはつれあいがピーマンがダメなのだ。これと昨日のおでんが残っているから、それだけあれば夕飯は万々歳だ。
 人だかりがしているところがあって、一体何事なりや?と思って近づくと映画の撮影で、商店街に手相見が出ていて、まるで絵に描いたような格好して座っている。よく見たらその爺さん手相見は笹野高史なのだった。なにしろどんな映画にも出てくる脇役の一人である。それにしても交通整理している男たちがみんなめったやたらと慇懃無礼で気に入らない。あんなにたくさんの人間がたかってないと映画って撮れないのかね?
 和菓子屋のショーケースにうぐいす餅があって、無性に懐かしいので買う。裏の都電の線路に沿って通路だか何だかわからん部分があって、そこを歩いているうちに都電がすれ違う。
 昭和通りをお日様が当たる側をずっと入谷の交差点に向かって歩く。別にどこへ行くわけでもない。うちの近所の回転寿司の前に通りかかったら日曜日の昼時だというのに、空いている。冬の回転寿司はあんまり人気がないのかもしれない。
 ここの回転寿司は前にも書いたけれど、外国人が入って来ても受け入れられるように英語、中国語、ハングルが書いてある写真付きのメニューを持っている。巧く発音できなくても写真を指させば通じるようになっている。今日横に来た三人組の外国人なんか、梅きゅう、蟹サラダ(まぁ、しょうがないよ)、マグロの赤身、なんてのから食べ始めたぞ。
 この写真はマグロ四種。見た感じがそうでもないけれど、それなりに旨いんだよ。これでひと皿350円。