ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

山本太郎

 今朝のNHK日曜討論山本太郎が出るのは知っていたけれど、寝坊してまた見られなかった。そうしたら彼の発言をちゃんとアップしてくれている人がいたので、記録のために残しておきたい。→こちら

山本太郎①「(総理の増税延期は)1番しっくりくる言葉というのが詐欺、または嘘つきという言葉だと思うんですよね。10%にするのをちょっとだけ先延ばしにしますよというだけで二年後には増税するんですからそれで消費が伸びるのか、伸びるといってもほんの少しだろうと」
増税に備えて財布の紐が固くなるというのは当然です。散々煽っていたアベノミクスの失敗がはっきりした、と。経済成長できていないからこそ2度目の増税延期をするんですから政府の能力の低さを苦渋の決断だったりとか総理の英断だったとかすり替えるのは止めて頂きたい 」
「消費を増やすためにはまず消費税を5%に下げる、戻すという事が大切だと。その先に消費税を廃止する議論をすべきだと。日本経済が傾いた大きな理由の一つが消費税なんですよね。日頃から組織票や企業献金で"お世話"になっている大企業に対してご恩返しの大減税を行う」
「減った税収をカバーするのが"消費税"という立ち位置だと思っています。税収の不足はこの2年間で過去最高益をあげている。バブルのときよりも儲けているという企業から"真っ当な納税"をして頂くというのが納税の基本の"基"ではないかとそういうふうに思っています」
アベノミクスの是非の問いかた自体がとても白々しく聞こえると思うんですよね。今こそアベノミクスのエンジンを最大限に吹かす、と。この表現を聞いて分かる通り総理自身失速を認めている。ご自身の能力に合わない出力での空ぶかしは止めて頂きたい」
「国が壊れてしまいます。アベノミクスは"破綻"とみるのが正しい思う。勿論良い所もあった。それは金融緩和。でもその先に繋がる財政出動というのがされていない。金利を下げるためにしか使われていなかった、と。中山(恭子)先生が言われたような公共事業にも多少は必要」
「でもその財政出動という部分を例えばJRがリニアをやりますと言うのに対して30兆円5年間突っ込むというこのお金の回し方はあり得ない訳です。一民間事業がやる事業に対してそこまでの突っ込み方はあり得ない。30兆円がこの5年で出るならば国の貧困は全て解決できる」
「これまで通りのお約束とは異なる #新しい判断 によってという言葉が生まれた時点でこの先も"アベノミクスは死んでいない"と証明するために共有財産が食い潰される可能性がある、気をつけたいところだと思う」
「新しい財源として異次元の金融緩和から生み出された大胆な財政出動、絶対必要だと思う。保育教育介護にも絶対必要だと思う。若者の住宅支援も非常に重要。大胆に重点的に行う必要がある。頭打ちが多い産業の中でこれらは1番伸びしろがある成長産業と位置付ける必要がある」
「(成長産業の位置付けを)企業にも宣言して道筋を示す必要がある。それによって景気回復の道筋がついたら回復していくという事がはっきりとしたら法人税の行き過ぎた減税を止めなければいけないと。2014年度の実効税率34,622にとりあえず戻すべき」
「まあそうはいっても実際企業は税率の半分、もしくはその半分以下程度しか納めてませんから、その理由は皆さんご存知の通り88項目もある法人税の租税特別措置、それだけではなく国内海外の子会社等の行き過ぎた税の割引がたくさんあるからです、これらを見直す必要がある」
「そればかりか1700兆円を超える個人金融資産、これ20%の分離課税ではダメです。総合課税にしていきましょう。お金持ちの皆さんにもしっかりと負担して頂きます」
「安全保障問題については声高に語られるんですが、本当の意味での国内での安全保障問題が放置されているが多いと思う。例えばTPPと国家戦略特区によって日本の農業をぶっ壊そうとされてますから安倍政権に。農業、環境を守るというのが(参院選の)争点になると思う」
「一つ挙げるなら例えば農家に対してアメリカがやっているような国内食糧援助のように国が農家から食糧を買い上げて低所得者世帯などに対して食糧援助をする、と。間接的に農家に対しての補助金にもなる訳ですから就農への活性化にもつながる。安定しますから」

 いちいちごもっともというしかない。この時自民から出席していたのは大阪府天王寺高→東大法→小沢一郎衆議院議員の秘書だった参議院政策審議会長の鶴間庸介49歳である。早口で喋る山本を冷たい・上から目線で見下ろしていたが人間性の点でも、視点の明確さからいっても明らかに山本に見劣りする。