ほぼ足りてまだ欲 その先

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訃報

 モハメド・アリが死にましたね。74歳でした。意外に若いので驚きました。5歳しきゃ違わない。32年間、パーキンソン氏病と戦い続けてきたのだそうで、それにも驚きました。ということは40歳を過ぎてすぐにパーキンソン氏病を患ったということです。
 ローマオリンピックで金メダルだったわけで、あの時弱冠18歳ですよ!私はあのオリンピックの水泳中継が短波ラジオから流れる、波のように大きくなったり聞こえなくなりそうになるのをポータブルラジオを握りしめて早朝に聴いたことを覚えています。当時、中学一年生でした。
 はっきり言って当時のカシアス・クレイを私はイヤでした。大口叩きでこれ見よがしに相手をこの野郎!状態で叩きつける、あの人間性のなさがイヤでした。
 しかし、今考えると、彼は自分自身を含めたアフリカ系アメリカ人に対する理不尽に抗っていたのに相違ありません。彼はあそこから自分を宣伝塔として人種差別に噛みついた。アトランタオリンピックに出てきた彼を見て実にびっくりしましたね。あのモハメド・アリなのか!それでも、あの大口叩きが、こんな状態になっても、人前に出てくる勇気を持っていたのだと。
 それにしても、あの猪木戦には驚きましたね。はっきりいって情けなかったですね。あんな戦法しかとれないんだったら、挑戦するなよ!と唾棄したかったですね。勿論興行的にはあれだけ武道館に集めたんだから成功だったのでしょうけれど、私はあれは思い出したくもありませんでした。
 たぶん熱狂的なプロレスファンの皆さんは(多分300万人くらいいるんでしょうね、良くテレビ中継でそういっていたから)あの猪木の興業を肯定的に捉えているんでしょうから「フン!」といわれるんでしょうけれどね。なんだ、あのゴロゴロしてばかりの引き分けって!