ほぼ足りてまだ欲 その先

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スイス

 スイスのアーティストといったらアルベルト・ジャコメッティとかフェルディナント・ホドラーとかっていうのが私の中にあるんです。どちらも非常に特徴的で、何か、共鳴するものがあるんです。
 しかし、スイス出身ではないけれど、スイスに長いこと留まって作品を描き続けたイタリア人、ジョヴァンニ・セガンティーニがとても大きな印象を人々に残していますよねぇ。彼のとことん諦めないというか、しつこいほどの集中力は全くの話、恐れ入ってしまいます。近くにいってみれば見るほど恐れ入ってしまいます。恐れ入りすぎて、動けなくなるほどの諦めることのない作業には感嘆という言葉以外に思いつきませぬ。
 それまでなんの前知識もなしに、彼の三部作なるものを見てしまったときには、思わず足音を忍ばせてしまったくらいでございます。様々に絵を描く力というものは評価をされるわけですが、私は彼の絵にどんな評価も必要としないといってしまいます。ただただ、ひとつ、ひとつの作品の前でひれ伏し、茫然と口を開けたまま見続けていたい。
 まずい写真ですが、是非クリックしてオリジナルサイズのまた拡大でご覧ください。